中古で見つけたJ2900オンボードのM/B。こいつにCentOSをUSBメモリへインストールして運用しようか、というお話の続き。
インストール開始して１時間弱、インストールが終了したので初期設定していく。

インストールが終わったら、まずはyum updateして最新の状態へ。と思ったら「名前解決できないです」って怒られた。なんでやおい・・・
名前解決できてない、って事なのでとりあえずDNSを設定しよう。
一旦
# ip link set (NIC名) down
しておいて、
# nmcli connection modify (NIC名) ipv4.dns "(宅内dnsアドレス) 8.8.8.8"
を実行して、次に
# nmcli c down eth0
# nmcli c up eth0
んでさらに
# ip link set (NIC名) up
としてみる。さて
# ip l
してみると、あれlinkがDOWN。・・・あ、LANケーブルささってないや・・・てへぺろ。LANケーブル挿してyum updateしてみたら直ぐに通りました、お騒がせしました。

さて今回はUSBメモリで運用するので、できるだけ書き込みは減らしたい。メモリは8GBと十分な量が載っているので、swapは無しで運用してみる。あと巷でよく見るtmp関連をRAMディスクで運用、という設定もしておこう。

# cat /proc/swaps
で、現在のswapファイルの使用状況が分かる。Usedの値は現在0。
次にfstabを見てみる。
# cat /etc/fstab
swapファイルは/dev/mapper/centos-swapにあるらしい。

ではswapを無効化してみる。
#swapoff /dev/mapper/centos-swap
でswapが無効化される。
# cat /proc/swaps
してみると、今度はswapファイルが表示されていない。
topしてみてもswapのtotalが0なので、swapは無効になっているようだ。そして現状でメモリはまだ6.5GBも余っている。
swapが有効にならないよう、fstabを編集してswapに関する行をコメントアウトする。んで再起動。無事に再起動して、topしてみてswapが0になってるのを確認。これでSwap無しでの運用ができる。もしSwapが要るかなって事になったら、SATAのHDD上にSwapファイルを作って運用する事にしよう。

次にRAMディスクを使う。

メモリを豊富に搭載している場合、/tmp などを RAM ベースファイルシステムにする事で速くなります。オススメは tmpfs で、カーネルがサポートしていれば特別な設定なしにマウントするだけで使えます。
# mount -t tmpfs -o size=32m tmpfs /tmp
起動する時にマウントさせるには /etc/fstab に
tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=32m 0 0
マウントオプションの size= でサイズを指定しないと、実メモリの半分の容量が割り当てられてしまうので注意。tmpfs 上に置かれているファイル分のメモリは、そのファイルが削除されない限り開放されません。そのため、実メモリとスワップの合計より多くの tmpfs をマウントして、実メモリとスワップの合計以上の容量を消費した場合、最悪システムがクラッシュします。

なのだそうなので、とりあえずやってみる。サイズはもうちょい大きくてもいいかなと思うので
# mount -t tmpfs -o size=128m tmpfs /tmp
として
# df -h
してやると、おお
tmpfs                    128M     0  128M   0% /tmp
となっているではないか。ふむふむ。んじゃこれをまたfstabに書いて再起動させれば、/tmp内のファイルはRAMディスクで運用できる訳だね、という事でさっそくfstabに書いて再起動させたら・・・ありゃりゃemergency modeになっちまった。
一旦fstabを編集し直して再起動。それからもう一度fstabを書き直して再起動させてみると・・・あら今度はちゃんと起動した。どこかにtypoがあったのねきっと。

とりあえず最初の目標は達成したので、今日はここまでにしておこう。