古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
fedora22にbaikalをインストールする。(5)
fedora22にbaikalをインストールする。(4) の最後でCarddavについて少し触れていたが、複数ユーザーのアドレス帳(多分カレンダーも)を1つのクライアント(例えばthunderbird)で扱うのはちょっと難しいかも・・・と書いた。想定していたのは、個人のアドレス帳・カレンダーと、共有のアドレス帳・カレンダーをそれぞれ取り込んで使うようなやり方だったのだが、apacheのvirtualhostを使って解決できそうなので試してみた。
その前にapacheのvirtualhostを設定しなければいけない。が、難しそうかな・・・と思っていたらそうでもなく、というかfedora22での設定はすごく簡単で拍子抜け。詳しい設定方法については他に沢山紹介しているページがあるし、何より Apacheのオンラインドキュメント でばっちり読める。まぁでも自分用にざっと書いておくと、まずhttpd.confの設定は不要(apache2.4なので)。/etc/httpd/conf.d/ に*.conf が色々とあって、そこにvirtualhost用の.confファイルを置いてやるのがいいみたい。ちなみにbaikalには丁寧にapache2用の設定が付属していて、Specific/virtualhosts内にbaikal.apache2というファイルが置いてあるので、これを /etc/httpd/conf.d/ に baikal.apache2.conf としてコピーして、中身を自分用に書き換えて置いておけば大丈夫っぽい。でもそのままだとセキュリティ的に良くないと思うので、ちゃんと設定は検討する事(内側からしかアクセス出来ないように、とか。他のホスト名では拒否されるように、とか。)
バーチャルホストの設定が出来てhttpdが再起動できたら、設定したホスト名でwebを開いてみる。今回はまずbaikalというホスト名を設定したので、
http://baikal.サーバ名/admin/
を開くと設定画面が開くはずだ。
thunderbirdにカレンダーを追加する時は、
http://baikal.サーバ名/cal.php/calendars/ユーザー名/カレンダーのID
というアドレスで追加できる。アドレス帳は(ThunderbirdならSOGo Connectorを入れた状態で)
http://baikal.サーバ名/card.php/addressbookss/ユーザー名/カレンダーのID
というアドレスでアドレス帳を追加する事ができるようになる。
さてここで、希望としてはユーザー名を使ってバーチャルホストを設定して、
http://ユーザー名.サーバ名/カレンダーのID
という感じにアクセス出来るのが一番よかったのだけれど、cal.phpやcard.php以下のアドレス部分は実際には存在しないディレクトリなので、単純にバーチャルホストとして設定しても開くことが出来ない。もしかするとapache側の設定で上手く書けるのかもだけど、今回は単に同じディレクトリを違うホスト名で開く事が出来るようにする。これでもホスト名が変わるからThunderbird上ではちゃんと別ユーザーとして使用できるので実用上は問題ない。あまりスマートではないけれど・・・
先ほど設定した、/etc/httpd/conf.d/baikal.apache2.conf の中(でもいいし、新たにファイルを作ってもいいし)に、バーチャルホストの設定を追加し、ホスト名を例えばcommonにする。設定内容はDocumentRootも含め全く同じで構わないだろう。apacheを再起動したら、今度は
http://common.サーバ名/
でもbaikalにアクセス出来るようになるはずだ。これでcommon、baikal2つのホスト名が使えるようになったので、2通りのユーザー名が同時に使えるようになる。
ちなみに、この作業に合わせて宅内用DNSとしてBINDも設定した。自分のウェブサーバがホスト名で接続できればいいので、自宅内だけならhostsファイルとかsambaのnmbサービスとかでも良さそうなものだけれど、今後社内にサービスを展開する時にhosts配ったりしてられないので勉強がてら、という事で。なので今回の記事はLAN内で名前解決できてる事が前提になってるので注意。BINDの設定は見よう見まね、コピペコピペでやったのでとてもここには書けない・・・笑
ところでfirefoxのアドオンが変わるとの事だけれど、LightningやSOGo Connectorは大丈夫かなぁと少し心配。Lightningは公式アドオンのようなものだし心配ないかなとは思っているけれど、何せかなり依存度の高いアドオンなので、無事に移行できる事を祈るばかり・・・
バーチャルホストの設定が出来てhttpdが再起動できたら、設定したホスト名でwebを開いてみる。今回はまずbaikalというホスト名を設定したので、
http://baikal.サーバ名/admin/
を開くと設定画面が開くはずだ。
thunderbirdにカレンダーを追加する時は、
http://baikal.サーバ名/cal.php/calendars/ユーザー名/カレンダーのID
というアドレスで追加できる。アドレス帳は(ThunderbirdならSOGo Connectorを入れた状態で)
http://baikal.サーバ名/card.php/addressbookss/ユーザー名/カレンダーのID
というアドレスでアドレス帳を追加する事ができるようになる。
さてここで、希望としてはユーザー名を使ってバーチャルホストを設定して、
http://ユーザー名.サーバ名/カレンダーのID
という感じにアクセス出来るのが一番よかったのだけれど、cal.phpやcard.php以下のアドレス部分は実際には存在しないディレクトリなので、単純にバーチャルホストとして設定しても開くことが出来ない。もしかするとapache側の設定で上手く書けるのかもだけど、今回は単に同じディレクトリを違うホスト名で開く事が出来るようにする。これでもホスト名が変わるからThunderbird上ではちゃんと別ユーザーとして使用できるので実用上は問題ない。あまりスマートではないけれど・・・
先ほど設定した、/etc/httpd/conf.d/baikal.apache2.conf の中(でもいいし、新たにファイルを作ってもいいし)に、バーチャルホストの設定を追加し、ホスト名を例えばcommonにする。設定内容はDocumentRootも含め全く同じで構わないだろう。apacheを再起動したら、今度は
http://common.サーバ名/
でもbaikalにアクセス出来るようになるはずだ。これでcommon、baikal2つのホスト名が使えるようになったので、2通りのユーザー名が同時に使えるようになる。
ちなみに、この作業に合わせて宅内用DNSとしてBINDも設定した。自分のウェブサーバがホスト名で接続できればいいので、自宅内だけならhostsファイルとかsambaのnmbサービスとかでも良さそうなものだけれど、今後社内にサービスを展開する時にhosts配ったりしてられないので勉強がてら、という事で。なので今回の記事はLAN内で名前解決できてる事が前提になってるので注意。BINDの設定は見よう見まね、コピペコピペでやったのでとてもここには書けない・・・笑
ところでfirefoxのアドオンが変わるとの事だけれど、LightningやSOGo Connectorは大丈夫かなぁと少し心配。Lightningは公式アドオンのようなものだし心配ないかなとは思っているけれど、何せかなり依存度の高いアドオンなので、無事に移行できる事を祈るばかり・・・
PR