古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。
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CentOSでファイルサーバを作る。(3)
CentOS7は、インストール直後からSSHでのリモートログインが可能となっている。インストールが終了した後は、モニタ・キーボードは外してしまい、SSHを使ってネットワーク越しに設定を行っていく。今後のサーバ運用も、基本的にこの形で行うつもりだ。
リモートログインする前に、ipアドレスを固定しておく。その前に、まずはDHCPで割り当てられた自分自身のipアドレスを表示させてみようとifconfigしてみると、コマンドが無いと言われた。
他のブログなどでも紹介されているが、CentOS7ではネットワーク関連のコマンドが入れ替わりとなっていて、これまで慣れ親しんだifconfigなどのコマンドは、ipコマンドに変更になっているとのこと。なので、ipアドレスを見るには、ip addr showとしてやればよい。
このipコマンドはかなりの高機能で、ネットワーク回りの様々な設定が出来るという事なのだが、簡単な使い方は分かったものの実際に設定を進めていくにあたってはまだまだ旧来のnet-toolsで慣れている事も多いので、ここは素直にnet-toolsをインストールする事にした。yum install net-toolsしてやれば、慣れ親しんだifconfigが使えるようになる。しかし、出来るだけipコマンドを使用していくようにしよう・・・
ipアドレスの固定は、/etc/sysconfig/network-scripts/以下の設定ファイルを直接書き換える事で設定できる。このやり方は従来通りなので分かりやすい。しかし、本当はNetworkManagerの使用が推奨されているらしい。NetworkManagerの使い方は、http://blog.yuryu.jp/2014/07/networkmanager-nmtui-nmcli.htmlがまとまっていてよいかもしれない。
また、CentOS7ではネットワークインターフェースの命名法も変更になっており、従来のeth0、eth1・・・という名前ではなく、今回使用しているGX620の場合、オンボードの有線LANという事でenp1s0という名前になっていた。インターフェースが一つの場合そんなに悩むこともないと思うが、命名法についてはhttp://d.hatena.ne.jp/enakai00/20140728/1406504163が詳しい。
さて、network-scripts以下の設定ファイル(GX620の場合、ifcfg-enp1s0という名前のファイル)を編集し(編集法について詳しくは、ifcfg-eth0などのキーワードで検索するとよいだろう)、/etc/resolve.confにDNSのアドレスを書いてやれば、インターネットへ接続できるようになるはずだ。
ここでネットワークサービスの再起動が必要になるが、サービスの起動・停止もやり方が変わっている。これまではinit.d以下のサービス名を直接叩いていたが(/etc/rc.d.init.d/サービス、のように)、CentOS7ではsystemctl start/stop/restart サービス、のような形で起動・停止・再起動ができ、さらにsystemctl enable/disableで起動時に有効にする/しないを変更できる。
ネットワークを再起動するには、systemctl restart network.serviceとしてやればよい。同様に、sambaを起動させるにはsystemctl start smb.serviceで起動できる。sambaを起動時に有効にしておくには、systemctl enable smb.serviceとしておけばよい。sambaのほか必要なソフトウェアのインストールは、ネットワークが適切に設定されインターネットへ接続できれば難しくはないが、次回にメモを残しておくつもり。