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古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。

   
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fedora22にbaikalをインストールする。(4)
ここまでで、Baikalの設定が可能になった。ここからはBaikalでの実際の設定と、クライアント側の設定とをまとめておく。

Baikalの管理画面にログインしたら、上部のUsers and resourcesというリンクを開く。するとUsersという画面に変わるはずだ。そこの右側に「+Add user」というボタンがあるので、そこをクリックする。すると「Creating new User」という画面に変わるので、ここでユーザーを作成していく。


Usernameにはユーザー名を入力。May be an emailとあるが、but not forciblyなので、多分eメールになるよね、でも強制じゃないよ、って事らしい。なので単にhogeとかでも大丈夫。Display nameも、あまり深い意味は無いと思うので、Usernameと同じにしておいてもいいかも。

Emailは必須になっている。でもgmailのアカウントでもいいみたいなので、ここもとりあえず埋めておけばよさ気(クライアントじゃないので、直接メールで通知とかはしてこないはず)。あとはPasswordとConfirm passwordにそれぞれ同じパスワードを設定して「Save changes」を押すと登録される。

Users画面に、今作ったユーザー名が表示されたら、その右側にあるCalendars、Address Booksのボタンでそれぞれカレンダー、アドレス帳が作成できる。ユーザーを作った時点で、deaultのカレンダーとアドレス帳は作成されているはずだ。まずはCalendarsボタンを押してみよう。

Calendars画面に移り、ユーザーが作成したカレンダーが一覧される。まだユーザーを作成したばかりの時は、default calendarのみ表示されていると思う。ここでdefault calendarの右側にあるEditボタンを押してみると、画面にDefault calendarに関する設定が表示されるはずだ。しかし、Calendar token IDの欄はグレーになっていて変更できない。

このCalendar token IDに設定した値が、クライアント側で指定するカレンダーの名前になる。Default calendarではIDがdefaultとなっているので、クライアント側でdefaultを指定してやると、このカレンダーが使えるようになる訳だ。あとのDisplay nameやDesriptionは、特に深く考える必要はない。TodosやNotesは、クライアント側が対応していると使えるので、確認の上チェックを入れる。多分ThunderbirdのLightningではNotesは使えないと思うので、我が家ではNotesのチェックは外している。

「+Add calendar」ボタンを押せば、新しいカレンダーを追加する事ができる。また、Deleteボタンを押せば既存のカレンダーを削除する事もできるが、削除するとカレンダーのデータが全て消えてしまうので注意しよう(クライアント側にも残らない・・・はず)。

クライアント側のカレンダーの設定だが、Thunderbirdの拡張機能であるLightningの場合、新しいカレンダー→ネットワークのサーバに保存する とすすみ、カレンダーの保存先でCalDAVを選び、場所の欄に
http://サーバのipアドレス(やネットワークアドレスなど)/baikal/html/cal.php/calendars/ユーザー名/カレンダーのID
を入力する。続いてカレンダーの名前(Lightningで表示される名前なのでわかりやすい名前をつければよい)と予定を表示する際の色を選択。メールは設定してもしなくてもどちらでもよい。カレンダーが作成されたら、Baikalと同期するためのユーザー名・パスワードを求められるので、追加したカレンダーを設定したユーザー名とそのパスワードを入力する。完了したら、Baikal上のカレンダーをLightningで使えるようになるはずだ。

ここでも、追加したカレンダーに「このカレンダーは一時的に利用できません」という警告がついて読み込めない事があった。これも一つはphpモジュールが原因だったので、エラーログなどで確認するようにしよう。

ここまでで、上手く設定できれば同じローカルネットワーク内の他のCaldavクライアントとカレンダーの同期ができるようになったはずだ。基本的にはローカルネットワーク内でなければ同期出来ないが、ネットワークに外からVPNで接続するなどできれば、外部からでもカレンダーの同期はできる。

アドレス帳の設定については省くが(やってないので)、カレンダーと同じような手順を踏めば大丈夫だろう。社内の各PCに同じアドレス帳を参照するように設定しておけば、連絡先の共有も楽だしバックアップとする事もできるだろう。



(追記)
Thunderbirdのアドレス帳はCarddavをサポートしていない。Carddavを利用するためには、拡張機能のインストールが必要なようで、Lightningの開発元が開発しているSOGo Connectorを利用するのがいいみたい。

実際にSOGo Connectorをインストールして試してみたところ、違うユーザーのアドレス帳やカレンダーに同時に接続する事はできないっぽい。つまり、個人用アドレス帳とカレンダー、社内共通のアドレス帳とカレンダーをそれぞれ作って一度にアクセスする、というのは難しそうだ。まぁ、ホスト名を変えれば接続できるみたいなので(ipアドレスとホストネームとで接続してやると同時にいけた)、ユーザーごとにバーチャルドメインが生成されるようにすればよさ気だけれど・・・やった事ないしな・・・
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