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古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。

   
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fedora22にbaikalをインストールする。(3)
ここまでで、Baikalを動かすための下準備はほぼ整った。いよいよBaikalをインストールしていく。

(1)に書いた通り、Baikalのパッケージを Baikal http://baikal-server.com/ からダウンロードする。今回はRegular Packageをダウンロードしたが、実はFlat Packageの方がインストールしやすいのかもしれない。しかしFlat Packageの方はFTPでアップする人向けの限定パッケージとか書いてあるので、シェルアクセスできる人向けって書いてあるRegular Packageにした。レンタルサーバとかでMySQLは提供されてるけどsshは使えない、みたいな場合はFlat Packageがいいのかも。

ダウンロードしたファイルはphpMyAdminの時と同じようにapacheの公開ディレクトリ下に解凍する。実際にブラウザからアクセスするのは、その中にあるhtmlディレクトリ以下となる。


Baikalの初期設定をする前に、MriaDBにbaikal用のデータベースを作っておく必要がある。改めて、先ほど設定したphpMyAdminを開こう。

rootでログインし、まずはbaikal用のユーザーを作成する。ユーザタブを開き、「ユーザを追加する」のリンクをクリック。User nameは「baikal」(別の名前でもいいけど)、Hostはすべてのホストでもいいけれど、念のためローカルネットワーク内からのみに限定するという事で192.168.0.%(ネットワークアドレスはそれぞれの環境に合わせる必要あり)としておく。パスワードを設定し、同名のデータベースを作成してすべての特権を与える。にチェック。他はそのままで良いかと思うので下にある「実行」を押す。するとユーザー baikal とデータベース baikal が作成されるはずだ。

一旦rootはログアウトし、次に baikal でログインし直す。(実は最初のログイン時、どこからログアウトするんだ?と思ったのだが、左ペイン上部に並んでいる小さいアイコンからログアウトすることができた。)データベースタブを選択すると、データベースの一覧に baikal という名前のデータベースがある事がわかるはずだ。そのデータベース baikal はリンクが貼られているので、名前をクリックする。するとデータベースに登録されているテーブルの一覧が表示される(今は登録していないのでテーブルは存在しないはず)。

ここで、今度はSQLのタブを選ぶ。するとクエリを入力するためのテキストエリアが表示されるはずだ。ここへ、テーブルを作成するのに必要なクエリを入力していけばよい。そのクエリは、baikal/Core/Resources/Db/MySQLの中にdb.sqlという名前で保存されている。これをテキストエディタで開いておいて、クエリを順にコピペして実行していく。クエリを実行すると「戻り値は空白でした」と帰ってきてどっきりするけれど、左側のツリーにテーブルが追加されていれば成功している。

※この方法でクエリを実行していったのだが、実際のところコンソール上で
$ mysql データベース名 < クエリを書いたファイル
みたいな感じで実行してやれば多分もっと簡単だったはず。まぁ一つづつ確認しながら登録していけるから良しとしておこう。

順番にテーブルを登録していって、全て登録が終わったらOK。phpMyAdminからログアウトして、Baikalの初期設定を行う。

Baikalの初期設定もブラウザで行う事ができる。
http://ipアドレス/baikal/html/admin/
がそのアドレスになるが、実際にこのアドレスを開いてみると、「Baikal Install Tool is Locked.」と表示されるかもしれない。初期設定をする際にはbaikal/Spacific/以下に「ENABLE_INSTALL」というファイルがないといけないらしく、更にそのファイルが存在してなお初期設定が出てこない場合は「ENABLE_INSTALL」を作りなおしてやる必要があるとの事。なのでもし初期設定が出てこなかったら、ENABLE_INSTALL を作るか削除して作りなおしておこう(単にtouchしてやるだけでいいみたい)。

Baikalの初期設定では、タイムゾーンとAdminのパスワードを設定する。「Save Changes」を押すと次にデータベースの設定となる。今回はMariaDBを使うのでUse MySQLにチェック。するとMariaDB(MySQL)に関する設定が表れる。hostにはサーバのアドレス、database name は先程作ったデータベースの名前(今回ならbaikal)、usernameもさっき作ったユーザー名(baikal)、passwordはさっき設定したユーザーのパスワードをそれぞれ入力。「Save changes」をクリックしてセットアップが完了したらOK。「Start using Baikal」をクリックして、管理画面を開こう。

※ここで最初に書いたphpのモジュールが足りなくて、何度も赤文字のerrorが出た。errorが出るようであれば、そのエラーの内容や/var/log/httpdにあるログなどを見て原因を解決していく。多分モジュールが足りないのだと思うのだけれどね・・・

管理画面に入る事ができれば、ページ上部にあるUsers and resourcesのリンクからユーザーの作成やユーザーごとのカレンダー、アドレス帳の作成を行う事ができる。次に簡単にその辺を書き残しておく。
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