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古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。

   
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起動しなくなったWindows7を何とかする。
嗚呼・・・やってしまった・・・

作業用に使用しているデスクトップ機はCore2Quadの9400、発売は2008年8月なのでもう7年も前のCPUだ。しかしメモリを載せHDDを足しグラボを替えと騙しながら今も現役で動いている。

そう、購入した当初使っていたWindowsXPをWindows7へ変更する際に、HDDを買い足したのだ。そして、その新しいHDDにWin7をインストールして使用していた。そして時間が経ち、バックアップとして残していたWindowsXPのデータもそろそろ不要かなと思い、その古いHDDを一度フォーマットしようとしたのだが、システムが使用中と言われてフォーマットが出来なかった。そしてそれをそのまま放置して数ヶ月。

最近、動画編集後に無圧縮で書きだす事が多く、無駄にディスク容量を食っているWinXPデータがいよいよ無駄に感じるようになってきた。そこで、たまたまFedoraを入れたUSBメモリを持っていたタイミングがあったので、Fedoraから起動して古いHDDのパーテーションを削除してやった。ご丁寧に、追い打ちをかけるようにdd bs=512 count=1もしてやったりして。

そして再起動させると・・・見事、再起動に失敗してしまった・・・

Windows7をインストールした際に、WinXPが入った旧HDDを接続したままインストールをしたので、ブートマネージャが旧HDD側に入っていたため、それを消してしまいブートマネージャが失くなった。というのが原因だと思われるが、Windows7の存在を感じられる何らかのメッセージすら出ずにただ「no bootable devices」とだけ言われるとさすがに背筋が寒くなった。

改めてFedoraで起動させ、Win7側のパーテーション内にデータがある事を確認。最悪、別HDDにWin7をセットアップして全コピーすればどうにかなる、と思いつつ、まずはシステム修復ディスクを使い起動してみた。

システム修復ディスクだが、今回はたまたまデスクトップ機と同じWin7 Pro 64bitがインストールされたノートPCも使っていたので、そちらのWin7上で作成した。システム修復ディスクでなくても、インストール用DVDがあればそれで修復オプションを使用する事ができる。インストール用DVDなどのメディアも無い場合、インターネットに接続できる別のPCやMacなどがあれば、Microsoftから直接、インストールメディアのダウンロードもできる。ただし、正しいプロダクトキーが必要なのと、ダウンロードできるのは英語版のみなので注意。

さてシステム修復ディスクで起動してみたが、まずインストールされているはずのWindows7が見つからない。まぁ、この時点では単にWin7のシステムがデータとして入っているHDDなだけなので、そのHDDがシステム用で起動可能である事をマークしなくてはいけない。

そこで、修復ディスクのオプションからコマンドプロンプトを起動する。コンソールが開いたら、「diskpart」コマンドを使う。diskpartは、不要になった不可視パーテーションを削除する時なんかによく使う、コマンドラインのディスクユーティリティのような物だ。コンソールにdiskpartと打ちenterすると、diskpartのプロンプトに代わる。

まず
>list disk
と入力。すると現在接続されているdiskが一覧できる。ここで、修復したいdiskを選択。今回は対象がdisk0だったので
>select disk 0
これで、修復対象のdiskが選択できる。次に
>list partition
と入力すると、そのdiskの中のpartitionが一覧できる。ここで更に、システムがインストールされているpartitionを選択。今回はpartitionが1つだけだったので
>select partition 1
と入力してそのpartitionを選択。最後に、このpartitionがアクティブである事をマークするために
>active
と入力すると、partitionがアクティブとマークされる。ここで
>exit
と入力し、diskpartを終了。

続いて、ブートマネージャをインストールする。コマンドプロンプトで、

>bootrec /fixmbr
>bootrec /fixboot

インストールするというか、ブートマネージャーの修復なのだけれど・・・正常に終了したらOK。ここまでの手順で、起動可能なパーテーションが存在する事をブートマネージャに知らせる事ができるようになった、ハズ。なので、一旦修復ディスクを再起動。

でも、ここまでではまだ起動しないはずだ。再度システム修復ディスクから起動しよう。しかし今度は、Windows7が存在する事を認識し、自動で修復しようとしてくれるハズ。なので、修復が終わったら再起動。

ここまでで、今度は既存のWindows7を起動させるためのブートオプションが揃ったはず。これでいざ起動、と思ったらまだ何か足りないようで、Windows7は起動しない。しかしbootmgr is missingとか表示されているので、起動はすぐそこ。再度、システム修復ディスクから起動させる。するとまた、自動で修復が始まるはずなので、修復されたら再起動。

ここまできたら、次は無事にWindows7が起動するはずだ。最初は「やってしまったか!?」と背筋が寒くなったが、データが残っていればなんとかなる。起動したので一安心。
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