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古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。

   
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logoGuilloを導入して半自動CMカット->mp4エンコード(1)
我が家にはSonyのブルーレイ/HDDレコーダーがあって、普段はHDDに録りためておいて休日や仕事が早く終わった夜などにそれを観る、というパターンが出来ている。WindowsデスクトップにはDTCP-IP対応のソフトも入れているので、自宅作業をしながらダラダラとながら見、なんて事もよくある。

以前は、消化できなかった物はBD-REに焼いてせっせとPCへ取り込んでいた。しかし我が家のレコーダーを修理に出さざるを得なくなり、帰ってきたら案の定AACSバージョンが上がっていてリッピング環境が使えなくなり、更には改正著作権法も成立したという事で今はおとなしくBD-Rに焼いてとっておく日々を過ごしている。

しかし以前に録り溜めておいた物は出来れば圧縮しておきたいし、せっかくDLNAサーバを運用しているからにはそこへ置いておいていつでも見られるようにしておきたい。そんな訳で少しづつCMをカットしてはmp4へ圧縮、という作業をしているのだが、これがとにかく面倒。

世の中には全自動CMカット・mp4エンコードシステムを構築している人もいるのだし、なんとかすこしでも楽が出来ないものか・・・と調べてみたら、Windowsで使えるlogoGuilloというCMカットプログラムに行き着いた。そこで、我が家でも遅ればせながらCMカット環境を整えてみる事にした。

まず前提として、うちでは動画の編集にAviutlを使っており、.tsや.m2tsを読み込んでH264/AACな.mp4で書き出せる環境が出来ている。この辺りは、Windows8.1にAviutlを導入するに書いているので、一から環境を作る場合はまずそちらから始める。

それから、今回の作業ではCMカットの目安となる「マークフレーム」情報を書き出すところまでの作業を自動で行わせ、最終的なCMカット作業と.mp4エンコードはAviutl上で行う。マークフレーム情報がある事で、CMパートを探す作業が大幅に省力化されるため(マークフレームへ移動すれば、その前後数秒のところにCMへ切り替わるポイントが見つかる)、これまでかかっていた作業時間が大幅に短縮された。



大体の作業の流れは、logoGuillo導入マニュアルを読みながら進めていけば良い。しかし、上記ページには今回の作業に必要がない設定(Avisynthの設定に関わる部分)も書かれているので、ここでは不要な手順は省く。

上記マニュアルはかなり簡潔にかかれていて、実際どのファイルをどこへ置けばいいのかがわかりづらい(というか、Avisynthを触った事がなかったので全然分らなかった。。。)。そこであれこれ調べていたら、そこのところを丁寧に解説してくれているページを発見。必要なファイルのインストールを行う時は、このページも参照しながら進めていくといいと思う。



さて、改めて作業の流れを確認。

1.必要なファイルを落としてインストール
2.まずはAviutlで各局ごとのロゴデータを作成
3.作成したロゴデータを使って、logoGuilloでCMカットのためのパラメータファイルを生成
4.ロゴデータ、パラメータファイルを使ってlogoGuillo実際にCMカット(のマークフレーム情報生成)処理
5.Aviutlで編集する動画とマークフレーム情報を読み込み、CMカット->エンコード

このうち、1.~3.の作業については、各局ごとに1回作業をしてやれば良い。また4.に関してはバッチファイル化する事でドラッグ&ドロップで作業させられるようになる。環境が出来れば、4.のバッチファイルに一括D&Dして、生成された情報を元に5.の作業、のルーチンワークになる。

1.必要なファイルを落としてインストール
まずはここからlogoGuilloをダウンロード。MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inavs2pipemodもダウンロードする。Aviutlも、まだ使っていなければダウンロードし、使えるようにする。Aviutl上で局ロゴ解析をするため、ロゴ解析拡張もダウンロード。上記マニュアルページでリンクされている元々の配布元サイトは既に閉鎖されているので、ミラー&追加情報を掲載しているページから。またlogoGuilloのGUIフロントエンドを動かすためにJREも必要なので入れておく。

2.まずはAviutlで各局ごとのロゴデータを作成
ロゴデータの作成に関しては、ロゴを除去する編集方法を参照するとわかりやすい。このページの、「ロゴデータを作成する」の手順を行えばよい。が、このページでは.mp4エンコードの際にチャプタ生成を行う手順も書いてある。それはここでは必要ない。

・まずダウンロードしたロゴ解析拡張を解凍し、出来たファイルをAviutlの本体と同じフォルダかその中のフォルダへ配置しておく(うちでは「plugins」というフォルダを作ってそこへ拡張をまとめている)。

・ロゴ解析のサンプルとして、30分のアニメ1本(.tsや.m2tsなど放送ストリームのままのもの)をAviutlで開く。

・まず、ざっくりと編集してロゴが表示されているフレームだけを残して他は削除してしまう。

・「ロゴ解析」拡張の設定を開き(メニュ→設定→ロゴ解析の設定)、スライダーを動かしてロゴが表示されている部分を囲む。ロゴ解析設定が有効になっていれば、メインウィンドウ内でドラッグすれば範囲選択が出来るはず。大きく範囲を選択したら、スライダーを動かして細かく位置を調整。ロゴ画像の周囲数ピクセル程度の余裕を持たせて構わない。
・ロゴ位置が決まったら、設定ウィンドウの下にある「ロゴ解析」ボタンを押す。するとロゴ解析処理が始まるので、終わるまで待機。終わったらロゴ解析結果が表示されるので、「保存」を押して保存しておく。うちの場合、Aviutlフォルダ内に保存しておいて、ロゴ除去フィルタで使用できるようにしてある。ロゴ除去フィルタを使いたい場合、事前に拡張を入れておく必要があるが、解析結果が表示された時に「送信」ボタンを押す事でロゴ除去フィルタに情報が渡される。

・続いて、パラメータファイル生成に必要な参考フレームリストを作成する。先ほどのAviutlの編集は一旦破棄して、再度動画を読み込み直す。マニュアルにも書いてある通り、本編・CM関係なくロゴが見えているフレームを確認し、その「ロゴが見えている」パートの最初と最後のフレーム数をtxtに書いていく。ロゴがフェードしている場合は、少しでもロゴが見えたら残す。

つまり、動画の構成が
CM->アバンタイトル・オープニング・提供->CM->Aパート->CM->Bパート・エンディング->CM->予告->CM
のようになっていたら、

アバンタイトル・オープニング・提供の最初のフレーム番号
アバンタイトル・オープニング・提供の最後のフレーム番号
Aパートの最初のフレーム番号
Aパートの最後のフレーム番号
Bパート・エンディングの最初のフレーム番号
Bパート・エンディングの最後のフレーム番号
予告の最初のフレーム番号
予告の最後のフレーム番号

という数字が並んだテキストデータを作る。
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