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古都で働く、プリングルズ大好き似非システム管理者が、お仕事関係の備忘録を書いたり、日々のあれこれを書いたり。

   
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Windows8.1にAviutlを導入する(1)
AviUtlはWindowsで利用可能な動画編集ソフトで、その全てがフリーで提供されている。長く開発が続いており、有志の手によりプラグインも多数開発されている。

ただ、インストールから始まり自分が使いたい環境を準備するまで、色々と手順を踏む必要があり、初めて使おうという人にとっては、少し敷居が高いかもしれない。また自分自身にとっても、再構築が必要になったときなど、一々全てを調べ直すのも面倒だ。そこで、今回Windows8.1にした事で環境を再構築するにあたって、その手順を残しておこうと思う。

AviUtlそのものはインストールが不要であり、プラグインなども基本的には指定されたフォルダに置いておく(たいていはpluginsフォルダ)だけなので、一度環境が構築できれば、OSを再インストールした時でもAviUtlのフォルダをコピーすればちゃんと動作するはずだ(codecのインストールなどは別途必要だが)。

なお、今回の目標はAviUtlを使ってH.264エンコーディングができる事だ。

ではさっそく、準備として必要なファイル類をダウンロードしていく。

AviUtl - Aviutlのお部屋
これを書いている段階では、AviUtl v1.00 が最新版になっている。同じページ内に各種Pluginもリンクされているので、それぞれダウンロードしておく。なおページの下の方にOmakeとしてAviUtlと拡張編集Plugin等のセットがあるが、中身は AviUtl version 0.99m+拡張編集プラグイン version 0.90c2+連番BMP出力 version 0.06 となっていて、本体と拡張編集プラグインは最新版と入れ替えた方が良い。しかしPluginフォルダの設定などが最初からされているので、これをダウンロードして解凍したものを元に、環境を作っていくのも良いかもしれない。なお、今回の場合はリンクされているPluginは一通りダウンロードしておく(各プラグインのインストールなど詳細については今回は触れないが、基本的に解凍してpluginsへ置けばよい)。

x264guiEx - rigayaの日記兼メモ帳
ブログ右側にAviUtlプラグインという欄があるので、その中からx264guiExをクリックしダウンロード。Microsoft OneDriveが開くかと思うので、その中のx264guiEx_2.20v3がこの記事の時点での最新版になる。

またそこには他にもx265guiExやNVEncといったプラグインもあり、特にうちの環境だとNVEncが使えそうなのでダウンロードしておく。x264guiExはmkv出力にも対応しているとの事なので、出力に必要なmkvmergeもダウンロード。MKVToolNixを開き、DownloadページでWindowsのセクションへ行き、mkvtoolnix-7.3.0.7z(か、64bit環境であればmkvtoolnix-amd64-7.3.0.7z)をダウンロード。解凍したファイルに、mkvmerge.exeが含まれている。x265guiExやNVEnc、mkvmergeについては、H.264エンコードには直接関係ないので、不要であればダウンロードする必要はない。

次に、ファイル入力用プラグインを準備する。入力プラグインは出力には関係しないので、不要であればダウンロードしなくても良い。

DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl - AviUtl実験室
AviUtlに動画を読み込むためのプラグイン。Windowsに標準では導入されていない各種コーデックはDirectShowを使って追加ができ、このプラグインがあればWindows Media Playerで再生できる動画はほぼ全てAviUtlに読み込みできると考えていい。ただし、上記ダウンロード先のページにも書かれているが、DirectShow経由で読み込むより専用プラグインで読み込んだ方が安定して読み込める場合もあるので、専用の読み込みプラグインがある場合はそちらを利用した方がよい。

MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In - まるも製作所
上記の通り、DirectShow File Readerではなく専用のプラグインで読み込めるものは、そちらの方が安定した読み込みが可能なので、MPEG-2の読み込みに利用する。まるも製作所でもAviUtlのプラグインが色々と公開されているので、使いたい物があればダウンロードしておくと良いだろう。MPEG-2の編集をしない場合は必要ない。

L-SMASH Works - POP@4bit
L-SMASH Worksもファイル入力のためのプラグイン。ファイルの種類によってはDirectShow File Readerよりも高速に読み込めるので、導入しておく。なおL-SMASHとL-SMASH Worksは別の物なので注意したい(L-SMASHはx264guiExなどで使用できる動画と音声をまとめるためのソフトウェアライブラリ)。この記事を書いている時点では、L-SMASH Works r717が最新版となっている。主に、m2ts形式のファイルの読み込みが安定するので使用している。

その他、各種プラグインの情報は AviUtlプラグインWiki(仮) を見ると良いかもしれない。出力プラグインや、編集中の動画にフィルタ処理を施すフィルタプラグインなどが色々と紹介されている。
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